
SATOSHI TOMIIE
東京生まれ。クラシックピアノ教育を受け、ジャズに興味を持つ。学生期にバンド活動を経てDJを始め、クラブミュージックの制作手法へと辿り着き、’88年頃に制作したデモで世界への扉を開く。それが、フランキー・ナックルズに渡した「Tears」(’89)だ。このワールドワイドヒットをきっかけにNYCに拠点を移し、DEF MIX PRODUCTIONSに加入。ハウスミュージックがシーンを席巻する’90年代に、坂本龍一「Heartbeat」(’91)をプロデュース&同ツアーに参加するなど、DJ/プロデューサーとして多忙な日々を過ごす。
2024年には、自身主宰のレーベル〈Abstract Architecture〉から9年ぶりのオリジナルアルバム 『Magic Hour』 を発表。自身のレーベル以外にも、Yoyaku、Phonogramme、2020 Visionといったレーベルからもレコード中心に楽曲をリリース。近年はモジュラーシンセ、ドラムマシン、サンプラーなどのハードウェア機材のみを使用したDAWレスのインプロパフォーマンスによるライブセットを実験的に展開。2025年夏にはDekmantel Festivalでライブアクトとしてのデビューを果たす。
30年以上のキャリアを持つトミイエは、現在もグローバルに活躍するDJとして、ヨーロッパ、南北アメリカ、東京を中心に世界各地のクラブやフェスティバルでプレイし、ハウス、テクノを横断する独自のサウンドを届け続けている。